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口呼吸のひとは鼻呼吸の人より疲れやすいって知ってた?

投稿日:2020年2月10日 更新日:

先日、整体院の患者様にこのような質問をいただきました。

「先生のコラム読んでます。

呼吸と腰痛の関連って考えたこともなかったです。

ちなみに鼻呼吸と口呼吸でどっちがいいとかあるんですか?」

 

よしきたと、このように患者様が自分の身体に興味をもって

このようにお話をいただくのはとてもうれしいことで

その時の自分が熱く語ってしまったのは私の悪い癖ですね。

 

あなたはどちらがいいという話をきちんと説明できますか?

 

鼻呼吸と口呼吸では体の疲れ方が全然違う

鼻呼吸と口呼吸では体の疲れ方が全然違います。

結論から説明すると

鼻呼吸のほうが身体の疲れが少ないのです。

あなたはきちんと説明できますか?

 

これは鼻呼吸と口呼吸の仕組みが関係しています。

まず最初に酸素摂取量が早く大きいのは

口呼吸ですよね。

酸素摂取量が大きいんだから

口呼吸のほうが呼吸回数が少なくて済むんじゃないか

と思われがちですがこれが大きな間違いです。

 

まず最初にヒトは体内に酸素を摂取することで

アデノシン三リン酸を生成して生きています。

だからこそ多くの酸素を摂取できる口呼吸が正解だと思われがちですが

実は鼻呼吸のほうが身体の疲れが少ないのです。

 

鼻呼吸は身体を守るフィルタの働きがある

鼻呼吸は吸い込む際に鼻粘膜や繊毛によって

空気中の微細なごみや細菌、ウィルスを取り除いて

気管や肺胞を保護しています。

またその際に鼻粘膜によって程よい加湿を得て肺に空気を送ります。

 

そしてここで重要なのが

鼻の奥は脳の底と接しているので

脳の過熱を防ぐ役割も担っているほど

重要な呼吸方法だということです。

 

しかしながら最近はアレルギー疾患を持つ子供が多く、

鼻が詰まって口呼吸をする習慣がついて

そのまま大人になっている人が多い印象です。

鼻呼吸に移行するための方法という書籍が出るほどなのです。

 

口呼吸は酸素交換がしにくい?

口呼吸が中心になると口の中の水分を奪い、

結果的に湿度のない空気は肺胞の粘膜の働きを低下させます。

その結果酸素と二酸化炭素の交換能率を低下させ、

酸素の吸収量が低下します。

(ここは肺胞気動脈血酸素分圧較差A-aDO2といいますね)

 

口でも鼻でも粘膜があるから加湿されるんじゃないの?

と思われがちですが

鼻と口では肺まで到達する距離が異なります。

 

その分大きく息を吸い込むため、

粘膜組織の移動距離が多い鼻呼吸のほうが

加湿されやすいというメリットがあるのです。

 

話を戻しますが、

酸素の交換効率が悪くなるということは、

その分多くの量、多くの回数呼吸をしなければ、

末梢組織に酸素を取り込まなければいけませんので

自然と呼吸回数が増え、

代謝が低下し疲れやすいというメカニズムが生じます。

 

そのほかにも口呼吸は顎の発育が悪くて歯並びが悪くなり、

外気を直接吸い込むので喉・気道の炎症を起こしやすく、

免疫系が不安定となります。

睡眠中の口呼吸は、いびきや睡眠時無呼吸を起こしやすく、

睡眠障害の原因の1つになるのです。

 

ぜひ、普段の疲れが強いなと思われる方は

鼻呼吸を意識して生活してみてくださいね。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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