理学療法士、作業療法士向けの情報サイトです。働き方や転職、また誰にも聞けない給料事情などをピックアップしています。

リハストリート

コラム 学習

理学療法士・作業療法士|「転職」と「キャリアアップ」の考え方について

投稿日:

おはようございます。

毎週土曜日にリハビリ専門コラム(内部障害)を配信している眞鍋です。

本日は番外編として『理学療法士の転職とキャリアアップの考え方』について実体験に基づき考えていきます。

 

今回のテーマは、

文字数が大変多くなるので

分割して記載していきたい

と思います。

 

筆者自身、

今までに2度、病院から病院への

転職を経験しておりますので、

その経験と

今までに多くの先輩・後輩が

転職して去るところ

転職して来るところ

を目の当たりにしているので、

そちらも踏まえて

今の理学療法士・作業療法士の転職の現状

ちょっとしたアドバイスができれば

と思っています。

 

特に、

近年ライフワークバランスや

終身雇用・年功序列社会の崩壊

という話題が多く聞かれます。

 

働き方改革

というのも話題です。

 

しかし、

私たちが働いている病院というのは

比較的特殊な労働環境である

と考えられますので

これらを

そのまま我々の業界に

当てはめてよいものかどうか?

一度よく考えて欲しいと思います。

 

安易に時代の風潮に流されていると、

いつまでも流され続けないと

いけないことになりかねません。

 

あなたが転職する・しないに関わらず、

我々の職場において転職は必ず存在します。

 

この記事をきっかけに

改めて考えてもらえる機会

になればと思います。

 

理学療法士・作業療法士の転職時期について

石の上にも三年

という言葉があります。

 

転職するタイミングで言うと

「この3年」

というのが

一つの区切りになっている

ことが多いかと思います。

 

昔であれば、

3年も我慢できないことは

恥ずかしいこと

とされていました。

 

特に私たちのような

技術職においては

師弟制になりやすいため

このような考え方になりやすい

のでしょう。

 

近年の流れとしては、

3年なんて待つ必要はない

というのが風潮です。

 

今回は、

特に新人として入職した後、

いつ頃転職するのがよいか?

について考えてみます。

 

リハビリ職で近年増加中の1年目での転職について

筆者は、

転職して来る人の

面接をしているわけでは

ありませんが、

最近はこのように

1年未満での転職希望者が

増えている印象

があります。

 

職場にも色々と

ありますので、

 

環境に馴染めない

 

思っていた職場と違った

 

など

様々な理由があるので

これが絶対悪い

とは言いません。

 

ただ、

人事や上の人間からの

見え方は決して良くない

のは事実です。

 

書類選考の時点で

却下されることもある

でしょう。

 

これは偏見でしかありませんが、

単純に1年目の転職者を取るなら

翌年の新卒を採用した方がいいや

という判断になるのは想像できますか?

 

だって、

既卒者を採用するということは、

ただのマンパワーではなく、

今までの経験を生かして

うちで活躍して欲しい

という明確な採用理由がある

わけです。

 

そこの魅力という点では

絶対的に劣る

のがわかると思います。

 

もう一つの問題としては、

新人指導の問題があります。

 

最近は、

多くの病院が

新人指導に力を入れて

います。

 

指導者やプリセプターをつけて

業務や理学療法、作業療法を教えて

います。

 

その加減でいくと、

1年目の既卒者は新人扱いとなるのか?

 

なったとしたら、

うちの教育カリキュラムに

間に合わないんじゃないか?

ということになります。

 

これは時期にもよりますが、

場合によっては

2年目に1年目と一緒に

研修を受けてもらうこと

になります。

 

ローテーションがある病院であれば

ローテーションを

どのタイミングの

どの時期にするか?

も難しい問題です。

 

これだけ問題が多いと、

やはりなかなか採用が進まないのが

現場の印象です。

 

それでも採用する病院は

おそらく人手不足が

それなりに深刻

なのだと考えられます。

 

以上の理由から、

1年目の転職というのは

まず行き先が限られることを

理解して検討

してみて下さい。

 

行きたいところで

募集があって採用されそうなら、

検討すればいいと思います。

 

キャリアアップとしての転職には

はっきりいって不向き

です。

 

我々の仕事は1年目で

『もうここで学ぶことはないから次に移ろう』

なんて思える仕事では絶対にありませんので。

 

 リハビリテーションの現場で実際に多い転職時期は?

臨床の現場に10年以上いる人間として、

何十人という

理学療法士、作業療法士の転職を

見てきました。

 

経験上、

転職者が多いのは3~5年目

だと思います。

 

理学療法士、作業療法士の数自体が多いのも

事実だと思いますが、

どこの職場でも同様でしょう。

 

結婚、出産などは

代表的な理由です。

 

また、

最初の就職先を

遠方に選んだ人は

この時期に地元に帰るケースも多く

あります。

 

最初は大きな病院でたくさんの経験を積もう

と考えて最初の職場を選ぶと、

たいてい給与面では劣ります。

 

そんな中で結婚すると、

稼ぎの問題で転職する

ということもあるでしょう。

 

2年目での転職もありますが、

ちょっと早くないかな?

って印象を受けます。

 

3年目となると、

例の格言『石の上にも三年』説があるので、

転職の違和感もなくなってきますし、

理学療法士、作業療法士としても

成長しているはずなので

採用側としても即戦力として

採用を検討できる時期

になってきます。

 

この時期に転職する人には

スキルアップを目的

とした人も多く

なります。

 

あなたもそうかもしれませんね。

 

前が急性期だったから、

今度は回復期で経験を積みたい

などが良くある理由でしょう。

 

何を隠そう

筆者自身も3年間で一つ目の職場を転職

しました。

 

結婚と出産が主な理由でしたが、

急性期にいたので回復期を経験してみたい

という思いが強かった

ことを覚えています。

 

リハビリ職の10年目前後での転職

「リハビリテーションの現場で実際に多い転職時期は?」で話した

3~5年目で転職した人が

次に転職を考えるのが

この時期

ではないかと思います。

 

10年目ともなると

その職場でも

それなりの仕事を任られており、

仕事のやりがいなども

感じている時期

だと思います。

 

1つの転職理由がそこにあります。

 

今の逆で、

他のスタッフと比べて

仕事を与えられて

いなかったりすると、

もっとやりたいことが

できる環境を求めたくなって

きます。

 

これは、

上司の仕事の振り方の

問題もあると思いますが、

社会人としても

芽を出したい時期なので

そこを見抜けない上司だと

みすみす貴重な人材を

流してしまうこと

になります。

 

このように

管理者との兼ね合いから

転職に至るケースも多い

です。

 

これくらいの年数になると、

転職先はかなり少なく

なります。

 

希望する給与と

環境を考えると、

数えるほどしか

転職先がないことも

少なくないはず

です。

 

そして、

その次の転職というのは

さらに難しくなる可能性が高いので、

長く働ける場所を選びたいものです。

 

30歳を過ぎてきて、

社会について理解してきたこの時期に、

本当にやりたいこと、

(学び)続けられること

を明確にして

おきましょう。

 

そのうえで、

その目標が達成できる

就職先を探すのがベスト

です。

 

給与面だけで選ぶと

長続きしない可能性

があります。

 

あるいは、

「起業」

したり

「ヘッドハンティング」

されるような能力の

高い理学療法士・作業療法士

を目指しましょう。

 

ちなみに、

筆者もこの時期に

2度目の転職をして

現在に至り

ます。

 

その際の採用面接では、

明確に管理職としての

資質を問われました。

 

ただのマンパワーとしてなんて

全然見られていません、

マンパワーなら

もっと若い子を採用する

でしょう。

 

この時期までに

理学療法・作業療法はもちろんですが、

マネジメントや管理運営など

幅広い知識と経験を

有しておくことが望ましい

と考えています。

 

【まとめ】リハビリテーション職の転職とキャリアアップについて

以上のように、

転職のタイミング

というのは、

採用側にはどうしても気になるところ

です。

 

時期で言うなら、

1年目、2年目で

仕事を辞めること自体が悪いのではなく、

その年数では、

能力的に採用側の

求めるレベルに達していない

ことが多いため

あまりお勧め

はできません。

 

石の上にも三年

が正しいとは言いません。

 

しかし、

医療職として成熟していくには

多くの時間が必要となることは事実

です。

 

一つ目の職場を

しっかりと選ぶことは

もちろんですが、

そこで自分から意欲的に学ぶ姿勢を

身につけて生涯にわたって

学ぶことができる医療人

になりましょう。

 

最初の就職先であれば

学校の教員が

相談に乗ってくれるはず

です。

 

その一方で、

ずっと同じ職場にいることが

必ずしも良いとは言い切れない

面もあります。

 

いろいろな職場を

経験することが

一つのスキルアップになったり

自分の自信になること

に間違いはありません。

 

今は情報がどんどん入ってきます。

この手の情報に

触れる機会も少なくない

と思います。

 

医療もどんどん進化していますが、

自分の将来をよく考えましょう。

 

「終身雇用は終わるから・・・」

といった

キャッチーなフレーズを理由にして

簡単に職場を変えるようには

ならないで欲しい

と思います。

 

次回の記事では

「転職の目的」

について述べていきたいと思います。

 

次回もお楽しみに!

 

【著者プロフィール】

真鍋 周志

急性期病院勤務理学療法士

専門は内部障害理学療法

理学療法士が生涯学べる環境を作りたいと考えています。

ブログ:http://gigaantena.com/ptstudy/

FB:https://www.facebook.com/reha.internal/

≪リハスト公式質問箱≫

日々の臨床や仕事での悩みを受け付けています。

些細なことでも、どんどん質問して下さいね!

-コラム, 学習

Copyright© リハストリート , 2019 All Rights Reserved.