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リハビリ職の【Qセラシリーズ2-①】内反尖足の脳卒中症例への評価・介入の工夫は何かありませんか?

投稿日:

歩行練習に悩んでいるリハビリ職は要必見!

脳卒中の歩行障害、第〇位!!内反尖足・・・『パターンだから・・・』で済ませていませんか?

 

『内反尖足』を運動学・解剖学・生理学で紐解く!!

こんにちは、PTみふぁら♪です。

 

前回の「Qセラシリーズ1」では、

「感覚脱失への介入視点」

について分析・考察

していきました。

 

 

今回から始まる

「Qセラシリーズ2」では・・・

『内反尖足の脳卒中症例への

評価・介入の工夫は

何かありませんか?』

に対する質問に答えていきます!!

【Qセラシリーズの記事】はこちらから ↓

【Qセラシリーズ 記事一覧】

 

脳卒中症例の歩行における

麻痺側遊脚相の内反尖足

に対する評価・介入視点

についての、

直接的な総説・解説等の文献って、

なかなか見つからないですよね(>_<)

 

症例報告の論文や

症例発表の学会抄録を

参考にするぐらい

ですかね・・・

学会での症例発表の考察において、

内反尖足の原因を

『パターンだから・・・』

で済ませてしまっている

ことをよく見かけます。

 

『パターン』で

済ませてしまうと、

パターンを作り出している

脳自体に直接介入しないと

いけなくなります

つまり、セラピストではなく

脳神経外科の医師の

領域になってしまい、

セラピストとしては

それ以上先には進めなく

なってしまいます。

 

セラピストは、

この『パターン』に伴う(であろう※)

内反尖足という現象を、

運動学・解剖学・生理学で紐解くこと

が大切と考えます。

※の『であろう』もポイントです!!

 

というわけで、

今回のQセラシリーズ2では

そんな内反尖足を・・・

運動学・解剖学・生理学で

紐解きながら、

臨床上での評価・介入の

工夫点を考えてみます(^^)

 

もちろん、

原因は混在している

はずなので

優先順位を症例に合わせて

考えてくださいね。

 

本記事では、

「内反尖足という現象は

どこに力が入った結果

起こるのか?」

という視点で考えてみます。

引用元:https://pixta.jp/illustration/21657993

 

理学療法士・作業療法士のための歩行評価|共同運動→内反尖足?

脳卒中症例の歩行中の

麻痺側遊脚相では、

随意的・努力的に

麻痺側下肢を

振り出すことにより

『共同運動』として

麻痺側足部に内反尖足が出現する

ことがあります。

 

ここでのポイントは・・・

『麻痺側』の下肢を

動かした結果、

『麻痺側』の足部が

内反尖足になってしまう

ということです。

『麻痺側』の随意的(意識的)な

『運動』がきっかけとなり

Brunnstrom Recovery Stageでいう

StageⅢの共同運動や

痙性が影響し、

パターンに伴い

足部の内反尖足が出現

します。

 

この場合、

随意的(意識的)な振り出しを

練習すればするほど

内反尖足が増強すること

が予想されます。

 

介入としては、

立脚中期~立脚終期の

自動的(無意識的)な要素を促通し、

前遊脚期~遊脚相に

随意的な振り出しを

させないような介入が

良いのではないか

と考えます。

 

よって、

立脚中期以降の十分な

股関節伸展と足関節背屈により、

腸腰筋や下腿三頭筋を

ゴムパッチンのように

等尺性収縮・遠心性収縮

をさせます。

 

そして、

この弾性力により

貯まった力を

前遊脚期に

一気に解放することで、

自動的(無意識的)な振り出し

が促せます。

 

いわゆる、

Stretch Shortning Cycleですね(^^)/

 

随意的(意識的)な振り出しの

結果として出現していた

内反尖足であれば

この自動的(無意識的)な

振り出しによって改善

されます。

※詳しくはこちらから
http://seminar.ep-och.com/seminar/13514

 

さらに上記のような、

立脚中期以降の変化のためには

装具の足関節継手の調節や

立脚中期の重心の高さ、

そのための

初期接地期から荷重応答期の

ヒールロッカー機能への介入

などが必要なのですが・・・

 

また機会があれば記事にしますね(^^;

 

リハビリ職なら当然?連合反応→内反尖足?

一方で、

麻痺側遊脚相=非麻痺側立脚相のため、

非麻痺側の影響も

考えなくてはいけない

ですよね?

つまり、

非麻痺側の立脚下肢や

杖に頼りすぎた上肢の過活動に伴う

『連合反応』によって、

麻痺側の内反尖足が出現する

ということです。

 

ここでのポイントは、

麻痺側を随意的に

動かしているのではなく

『非麻痺側』の過活動が

きっかけとなり

Brunnstrom Recovery Stageでいう

StageⅡの連合反応が影響し、

無意識的に反対側である

『麻痺側』の足部が『反応』

してしまい、

内反尖足が出現している

という点です。

 

よって、

非麻痺側立脚下肢の

過活動の原因

を考えていきます。

 

膝関節や腰部などの痛みをカバーしているのか?

 

非麻痺側下肢の筋出力が低下しているのか?

 

体幹の不安定性を代償しているのか?

 

身体図式が歪んでしまっているのか?

 

転倒への恐怖感があるのか?

 

など…

これは、

症例ごとに違うため(もちろん重複している)、

詳細な評価が必要ですね(^^;

 

非麻痺側の片脚立位にて

麻痺側下肢を股関節から

ブラブラ揺らしてもらい、

どの部分に介入・介助した時に

「内反尖足が抑制される」

or

「増強してしまうのか」

を評価すること

もよいと思います。

 

【最後に】リハビリテーション職なら「歩行」の評価・分析は適切に

脳卒中症例の内反尖足に対する

評価の視点として、

麻痺側と非麻痺側に分けて

考えることを提案しました。

 

麻痺側遊脚相の随意的な

運動の結果としての

共同運動に伴う内反尖足

と、

非麻痺側立脚相の過活動の

結果としての

連合反応に伴う内反尖足・・・

 

同じ『内反尖足』という現象でも

原因が違えば介入も変わりますね。

 

次回は、

筋膜連結などの

解剖学的な視点から

内反尖足を紐解き、

機能面への介入に繋げていきます。

 

次回もお楽しみに!

 

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