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リハビリのための【Qセラシリーズ4-③】臨床のオモシロさは『評価』にあり!!

投稿日:2019年10月20日 更新日:

おはようございます!
PTみふぁら♪です。

 

今回が、

『治せるセラピストになるための

評価のコツは何かありませんか?』

という質問への返答の最終回になります!!

 

前回までのQセラでは、

治す専門性をもつセラピストの

考え方や測定・計測と検査の違いから

『検査』の視点の重要性について

お話しました。

 

※前回の記事はこちら

リハビリのための【Qセラシリーズ4-②】セラピストの専門性は・・・『〇〇』!!

 

 

今回の記事では、

『評価』まで話を進めつつ、

臨床上での活用方法を提案します(^^)/

 

※詳しくはこちらのセミナーで!!

【回復期リハビリ病棟に務めるセラピストの専門性と臨床応用】

http://seminar.ep-och.com/seminar/13773

 

『ちょっと』どころではない『評価』・・・

ではさっそく『評価』の定義を見てみましょう。

【評価】

善悪などを考え価値を定めること(大辞林)

 

ふむふむ・・・

単に、客観的な評価指標を用いて

計測・測定・検査をしたり、

姿勢・動作観察や触察などを用いて

主観的に分析をしたりするだけではなく、

得られた結果をもとに

価値を定めるという点がポイント

なのですね。

 

患者さんの『価値』

と言ってしまうのは問題ですので、

優先順位を決めるぐらいでしょうか(^^;

 

つまり、

得られた結果を統合・解釈して、

問題点を列挙し、

その患者さんの個人的・社会的背景

も踏まえて

優先順位を考える過程すべてを

『評価』

と言うのではないでしょうか?

 

実習指導者が実習生に

『ちょっと評価してみて!!』

と指示した際には、

計測・測定・検査→統合と解釈→問題点の列挙→優先順位

まで求められているのと

定義上は同じですね。

 

まだ経験の少ない実習生にとっては

『ちょっと』どころでは

なくなってきますね(>_<)

 

参考可動域≠正常可動域

『評価』について、

少し臨床的に

考えてみましょう!!

 

肩関節屈曲の関節可動域を

測定した際に180°

であったとします。

 

関節可動域は十分ですか?

 

 

・・

 

・・・

 

測定値としては十分です・・・よね(^^

 

参考可動域の180°を満たしていますし。

 

ここまでは『測定』です。

 

『評価』は

この測定値180°の価値を

考えることでしたね。

 

例えば、

この患者さんが、

自宅で暮らす80歳代の女性で、

仕事や趣味などでも

肩関節屈曲180°以上を

使って活動することがない

とすると、

肩関節屈曲180°という

測定値は十分です

(今回は動かす時の質は除いて考えます)。

しかし、

この患者さんが、

東京オリンピックを目指す

背泳ぎの選手だとしたら・・・

 

同じ測定値180°でも

問題点として

優先順位が高く

なりますよね(^^;

 

このように、

『測定』で得られた

値が同じであったとしても、

その価値を定める

『評価』の際に差

がつきます。

 

得られた情報の量や質で価値が変わる・・・

 

つまり、目標が変わる・・・

 

つまり、問題点が変わる・・・

 

『評価』によって、

その人らしさ(個別性)を追求

できます(^^)/

 

大腿骨頸部骨折の評価ではなく、

大腿骨頸部骨折を呈した『〇〇さん』の評価・・・

となるわけですね。

 

ここがセラピストの腕の見せ所ですね!!

 

参考可動域は、

あくまでも

多くの健常者のデータから

割り出したものですので、

イコール正常とは

言いきれませんね。

(以前は正常可動域という表記だったようです)

【参考資料】

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrm1964/32/4/32_4_207/_pdf

 

情報と個別性の一体化!!

さてここで、

2人の著明な学者の言葉

を紹介しましょう!!

 

『医学は不確実性の科学であり、確率のアートである』byウィリアム・オスラー


https://www.med.or.jp/doctor-ase/vol14/14page_ID03main2.html

 

『情報とは不確実性を減ずるものである』byクロード・シャノン


http://sgforum.impress.co.jp/article/774?page=0,1

 

この2人の言葉の意味するものは何か?

 

「医学に絶対(100%)はないが、

100%に近づけることはできる」

 

「情報(知識)を増やせば、

100%に近づけていくことができる」

 

と解釈できます。

 

例えば筆者の実家の方(香川県西部)には、

インスタ映えで話題の

『父母ヶ浜』

『天空の鳥居(高屋神社)』

『銭形砂絵(寛永通宝)』

といったものがあります。

http://kanonji-kankou.jp/b_info/2019/07/post-103.html

 

まだ行ったことがない人が

カーナビを使わずに

そこに到着するためには、

どのような手段(情報)を使うでしょうか?

 

まずは地図で調べる。

 

さらに情報を増やすためにも、

 

コンビニでる〇ぶを確認したり、

 

標識を見たり、

 

住民に聞いたり・・・

 

情報が増えることによって

到着確率がアップしますよね(^^)v

 

この考え方を

臨床に活かすとすると、

個別性を意識した

目標を設定する際に

役立つと考えます。

 

例えば、

大腿骨頸部骨折という

疾患の情報だけでは、

明確な目標設定は

できませんよね(>_<)

 

大腿骨頸部骨折の患者さんが、

 

「80歳の女性なのか」

 

「30歳の男性なのか」

 

で目標は変わってきます。

80歳の女性が自宅内を

生活の拠点としていた

1人暮らしの方であれば

トイレまでの往復10m程度、

歩けることがひとまずの目標

かもしれません。

 

しかし、

30歳の男性が

100m走のオリンピック選手

であれば・・・

ここで情報をさらに増やすために、

る〇ぶや標識、

住民に聞くのと同じように、

ものさし(評価尺度)を変更

します。

 

前者であれば、

10m歩行時間を

測るかもしれませんが、

後者には、

10m歩行時間では

不十分ですよね(^^;

 

後者には、

100m走の時間を

測った方が良いかも

しれませんね。

 

このように、

情報の量や質によって

目標に違いが生まれます。

 

評価=個別性とも言えます!!

 

画一的になるよりも

個別性があった方が

セラピストも楽しく仕事が

できますよね(^^)v

 

【最後に】

治せるセラピストになるためには、

個別性を意識した明確な目標(参加面)のもとで、

活動面に繋がる機能面の問題点を

捉えることが大切です。

 

今回のQセラシリーズでは、

客観的に測定・計測をしつつも

検査によって原因を確かめること、

評価においては

多角的な視点から情報を得ることが

重要であることをお伝えしました。

 

質問箱への臨床での疑問・質問など、お待ちしていますね!!

 

≪リハスト公式質問箱≫

日々の臨床や仕事での悩みを受け付けています。

些細なことでも、どんどん質問して下さいね!

 

#理学療法士 #作業療法士 #言語聴覚士 #リハビリ #評価 #治療 #評価 #検査

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