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理学療法士・作業療法士|セラピストとして本質力を高めていくには、オプティマイザー思考が重要

投稿日:2019年10月23日 更新日:

セラピストとしてある程度、

勉強や技術の研鑽を行なっている貴方。

 

さらに自分を高めていくために

必要なことはなんだと思いますか?

 

それは、

 

「自身の治療が

どのような効果が

あるのか?」

 

「介入により患者さん、

クライアントさんに

どのような変化が

起こっているのか?」

 

を抽象化し、

客観的に捉えること

だと思います。

 

そうすることで、

治療の本質力を高め、

応用力を高めることで、

さまざまな症状に

対応出来るよう

になります。

 

セラピストとして、

より良い治療をするためには

無駄なものを極力減らしていく

努力が必要です。

 

考え方としては、

ミニマリストと似ているのですが、

「オプティマイザー」

「最適解を求める思考」

のことで、

費用対効果

いわゆる、

コスパを重視すること

です。

 

ミニマリストは、

極力減らしていくことを重視

しますが、

オプティマイザーは

費用対効果が最大になるところまでは

減らしていきますが、

それ以上減らすことはありません。

 

もし効果が上がるのであれば、

新しく増やしていくこと

もあります。

 

簡単に言ってしまうと、

オプティマイザー思考は

100の労力で100の成果が出ていれば、

100の成果を維持しつつ

労力をなるべく減らしていく思考

です。

 

今回は、

メンタリストである

DaiGoさんの動画を参考に、

セラピストとしての利益(=治療効果)

を高めていく観点から

オプティマイザー思考を

考えてみたいと思います。

 

リハビリ・治療場面でのオプティマイザー思考とは

リハビリや施術の際に、

オプティマイザー思考が

有効な理由として、

患者さんやクライアントに

効果が出た治療内容を見直して、

より効果的な記入方法へ

アップグレードすることが

できることが挙げられます。

 

他にも、

本当に必要なものだけを

選んでいくことで、

その介入で必要な本質的な部分が

見えてくことがあります。

 

筆者自身の介入時を例にとってお話していきます。

 

例)膝の屈曲時での痛み

例えば、

膝の屈曲時の疼痛に関して

評価・治療をしていく場合を

考えてみましょう。

 

まず、疼痛の出る動作を確認します。

 

この場合では、

立位で膝を屈曲させるときに

疼痛が出現しています。

 

でもそれだけでは、

何が痛みを出しているのかが

よくわからなくなってしまいます。

 

そのため、

そこから膝の屈曲動作において

「何の要素が痛みを出しているのか?」

を取捨選択していく必要があります。

 

筆者の場合は、

まず重力の影響が関係あるのか?

を確認するために

臥位での下肢の総屈曲で

痛みが出るのか?

を確認します。

 

もしそれで痛みが出るのであれば、

今回の例においては

膝の屈曲には重力の影響が

関係なかったことがわかります。

 

下肢の総屈曲でも

痛みが出ることがわかれば、

次は膝の屈曲だけで痛いのか、

それとも、

他の隣接する関節と同時に

屈曲した時が痛いのか?

を確認する必要があるので、

膝関節を単独で屈曲させていたり、

股関節や足関節の動きと

組み合わせて痛みの変化を見ます。

 

今のはごく一部の例ですが、

そのように1つの動作でも

不必要な部分を

少しずつ削っていくことで、

より本質的な問題に

たどり着くことができます。

 

 

 

治療場面でも同様に、

この思考は重要なもの

になってきます。

 

膝の屈曲時の痛みに

対して治療をしていく場合、

様々な治療方法がある

と思います。

 

徒手療法だけでも、

大きな枠組みで

 

・関節に対する治療

 

・筋筋膜に対する治療

 

・神経系に対する治療

 

・皮膚に対する治療

 

など、

細かく分けたら

これだけでは

すみません。

 

さらに、

そこから運動療法まで

組み込んでいくと、

治療の種類は膨大

になります。

 

その中で、

短時間でより効果の高い治療方法を

選択していくためには、

不必要な時間を極力減らし、

効果の高い治療にかける時間を

増やしていく必要があります。

 

治療の取捨選択を行う場合に、

例えば・・・

関節に対するアプローチと

筋へのストレッチ、筋力トレーニングと

運動療法を行なって

痛みが軽減したとしましょう。

 

今回のアプローチの中で

効果が出にくかったアプローチは

何かを考えて、

ほかのアプローチと代替、

もしくは一時的に止めてみて、

治療前後の効果を比較していきます。

 

それで効果が出にくくなる

ようであれば、

止めてみたアプローチが

重要な役割を果たしていた

ことがわかりますし、

止めてもアプローチの効果が

変わらないのであれば、

止めたアプローチに

使っていた時間を

ほかの治療アプローチに

使えますし、

より効果のあったアプローチに

もっと時間を使うこと

ができます。

 

そのようにアプローチを

より洗練させていくことで、

短時間でも、

より効果的なアプローチが

できるようになります。

 

そして、

それは患者さんの問題点の本質に

近づいていくことであり、

本質を掴むことができれば

ほかの患者さんへの応用の幅を

広がっていくでしょう。

 

【最後に】

セラピストとして

治療の質を上げていくためには、

治療技術の研鑽や

知識のアップデートは

もちろんですが、

自分の持っている知識、

技術の棚卸をして、

何が自分の治療概念に必要で、

自分の担当している患者層に

「何がより効果的なものか?」

を整理する必要があります。

 

リハビリの介入は、

基本的には時間(単位)

で決められています。

 

そのため、

時間当たりの治療効果が

治療の質として考えられます。

 

もし貴方が、

自分の治療概念を

より明確にしていきたかったり、

治療の本質力を高めたい場合は、

是非オプティマイザー思考を

臨床に取り入れてみてくださいね!

 

【筆者プロフィール】

八木大樹

静岡県出身。急性期〜生活期、訪問リハと経験し現在に至る。

「楽」をモットーにブログで情報発信してます。

ブログ:https://ohagi-riha.com/

Twitter:@ohagidaiki

 

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