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【Qセラシリーズ6-③】セラピスト10か条 第2条~心身機能の改善を図ろう~

投稿日:2019年12月8日 更新日:

おはようごございます!

PTみふぁら♪です。

 

前回の記事では、

回復期リハビリテーション病棟の

セラピストの専門性について、

セラピスト10か条も紹介しつつ

全体的な考え方をお話しました。

※前回の記事はコチラから ↓

【Qセラシリーズ6-②】回復期リハビリテーション病棟のセラピストの専門性って?

 

今回の記事から、

3回にわたっては

第2条~第4条の文言を

紐解きながら、

機能面、活動面、環境面への

介入視点について

少し深めて考えて

いきますね(^^)/

 

まずは、

「機能面への介入について」

です。

 

回復期リハビリテーション病棟における『リスク』はセラピストが作り出している?

 

言わずもがな、

回復期リハビリテーション病棟に

入院している時期は、

機能面の回復を促進すべき時期

です。

 

 

ところで貴方は、

国が各病院の質を評価している

実績指数をご存知でしょうか?

 

少しややこしいので

簡単に言い換えると…

「FIM効率」

つまり、

いかに短い入院日数で

FIMの運動項目をアップさせたか。

 

早く退院させるほど、

また入院時ADLを

大きくアップさせるほど、

実績指数の値が大きくなり、

質の高い病院として認められ

診療報酬(病院側の収入)が増えます。

 

この実績指数の導入により、

短い入院中にFIMをアップさせて

いきたいがために、

セラピストが機能面をおろそかにし

ADL重視の偏重が懸念されています。

 

機能的にも回復する大切な時期なのに、

セラピストという環境面のせいで

機能面の回復を妨げてしまっている

とすると、

これも『リスク』ですよね(>_<)

※Qセラ4-①参照

リハビリのための【Qセラシリーズ4-①】治せるセラピストになるための評価のコツは何かありませんか?

 

『自立』よりも『自律』!?

 

ここで、

『ジリツ』について

考えてみましょう。

 

回復期リハビリテーション病棟においては、

筆者は、

2つの『ジリツ』の考え方が必要

と考えています。

 

それは、

『自立』と『自律』

です。

 

では言葉の定義を…

【自立】他者に依存せずに生活すること

 

【自律】自らのルールに基づき選び決定すること

 

『自立』については

大丈夫ですよね?

 

誰もそばにいない状況下でも

1人でできれば自立

ということになります。

 

『自律』はというと…

※本当は少し解釈が違うのですが、

セラピストの質を高めるために、

都合よく解釈してみますのでご理解ください(^^;

 

『選び決定する』

という言葉に着目

してみます。

 

例えば、

入院中の脳卒中患者が

ベッドから車椅子へ移乗する際に、

非麻痺側から

手すりを使わずとも

自立している

とします。

 

この時点で、

FIM的には

(起き上がりの項目はありませんが)

満点の7点ですね(^^)v

 

ここで、

『自律』の登場

です!!

 

この患者さんが

非麻痺側からの

起き上がりしかできない、

つまり、

選択肢がそれしかないまま

行っている場合と…

 

麻痺側からの

起き上がりのパターンも

できるし、

なんなら側臥位を経由せずに

まっすぐ起き上がるパターン

もできる!!

でも、

今は非麻痺側からの

起き上がりを選択した…

という場合では、

質が違いますよね(^^)/

 

FIMの点数=自立にこだわりすぎず、

この動作パターンの

選択肢を増やすために

セラピストは機能面の

さらなる改善に

こだわっていきたい

ですね!!

 

回復期リハビリテーション病棟では

退院後を見据えて、

生活等の限られた環境でのみ

自立している

『限定的自立(環境限定型ADL)』

ではなく、

生活以外の環境でも自立している

『普遍的自立(どこででもおこなえるADL)』

の視点が重要です。

 

さらに、

季節感の視点も取り入れられると

質がグッと上がりますね!!

(機会があれば記事にしますね)

 

リハビリセラピストの介入は横の糸?

 

縦の糸はあなた♪

横の糸はわたし♪

突然失礼いたしましたm(__)m

中島みゆきの『糸』ですね(^^;

 

運動器リハビリテーション料や、

脳卒中認定理学療法士、心リハ、

肺理学療法などの言葉がありますが…

リハビリテーションの本質は、

疾患に対してではなく、

障害に対して行われるもの

と筆者は捉えています。

 

もちろん、

疾患特性(リスクや予後など)を

考慮することは必要

です。

 

こんなイメージですかね↓

疾患別が縦の糸だとすると…

それぞれの障害に対する

横の糸がリハビリテーション

となりますね。

 

さらに、

それぞれの職種の

専門性を活かしながら

機能面と活動面をリンク

させます(^^)

・理学療法士…身体機能を最大限環境に合わせることで、生活の『幅』を拡大する。

 

・作業療法士…身体・精神機能や環境により能力を向上させることで、生活の『量』を増加する。

 

・言語聴覚士…口腔・嚥下機能や感覚を頭頸部で正確に捉えるようにすることで、生活の『質』を向上する。

 

最後に

実績指数の導入を、

「メリットとするか」

「デメリットとするか」

は、

「セラピストの考え方による」

と考えます。

 

回復期リハビリテーション病棟に

所属するセラピストの考え方が

ADL向上に偏重しすぎず、

心身機能と能力・活動面を

しっかりとリンクさせていきたい

ですね!!

 

次回は、

回復期リハビリテーション病棟特有のADLの考え方について

お話する予定です(^^)/

 

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