理学療法士、作業療法士向けの情報サイトです。働き方や転職、また誰にも聞けない給料事情などをピックアップしています。

リハストリート

Qセラ

【Qセラシリーズ6-④】セラピスト10か条 第3条~生活場面でのADL向上を促進しよう~

投稿日:2019年12月15日 更新日:

おはようございます!

PTみふぁら♪です。

 

前回の記事では、

『自立』ではなく『自律』に着目して、

回復期リハビリ病棟のセラピストが

機能面を重視すべきということ

について考えてみました。

【Qセラシリーズ6-③】セラピスト10か条 第2条~心身機能の改善を図ろう~

 

今回の記事では、

第3条の文言を紐解きながら、

活動面への介入視点について

少し深めて考えていきますね(^^)/

 

※回復期リハビリ病棟についてのセミナーも開催予定です!!

回復期リハビリ病棟に務めるセラピストの専門性と臨床応用~

 

FIM(機能的自立度評価法)の向上≠動作能力の向上!?

前回の記事でも触れた実績指数・・・

診療報酬上、

FIMの点数の向上(と入院日数の短縮)

によって

回復期リハビリ病棟の質の高さが評価

されています。

 

次の診療報酬改定においては、

この部分がさらに強調される

かもしれません。

 

このFIMの点数の向上をもって、

対象者の能力が向上した…と、

解釈されているわけですが、

実はそうとは限らない可能性

があります(^^;

 

FIMといえば『しているADL』

 

リハビリテーション室で、

環境(物的・心理的など)を整え、

最大能力を発揮した場合の『能力』ではなく、

生活している場面(場所的・時間的・心理的)で

実際に行っている『状況』を

点数化したもの

です。

 

極端な例を示すと…

ピンピンと元気に過ごしている

筆者が検査入院をした

とします。

 

もちろん、

自分で食事は摂れますし、

自分でスタスタと歩けます

(FIM7点相当)

 

しかし、

病棟の看護師さんが、

『はいどうぞ、あ~んしてくださいね♥』

と全介助で食べさせてくれたり、

『今日は車椅子に乗って移動しますね♥』

と車椅子を全介助で押して移動したりした

となれば…

FIMは1点相当

となります。

 

つまりFIMは、

対象者の能力のみを

示しているわけではない

ということになります(>_<)

 

FIMの本質って?

FIMは、

①対象者本人の能力

に加えて、

②物的環境

③人的環境

にも影響されます。

 

②物的環境の例として…

ベッドから車椅子への

乗り移りが自力で行えない

場合でも、

手すりの位置やベッドの高さを

その場で調節するだけで

立ち座りがしやすくなり、

介助が必要だった対象者が

自力で乗り移りができるようになる

場合がありますよね(^^)/

 

これだけで、

しているADLであるFIMの点数が向上

します。

 

③人的環境の例として…

同程度の乗り移りの能力をもつ

対象者がいたとして、

乗り移りの介助が上手ではない

若手の看護師・介護士が多い病棟では

2人介助・ほぼ全介助で行って

しまいますが、

乗り移りの介助の能力が高い

ベテラン看護師・介護士ばかりの病棟であれば

脇を支える程度の軽介助

で行えてしまう。

 

実際の生活に関与している

病棟スタッフの能力によっても

FIMが変動

してしまいますね(^^;

 

このように、

FIMは介護量を評価しているもので、

対象者本人の能力以外の部分が大きい

場合もあります。

 

運動学・解剖学・生理学を中心に

最大能力を評価・把握できるセラピストが、

物的・人的環境の調整をすることも

専門性を活かせる場面

と考えます!!

 

場所と場面の違いって?

比較的、最近建てられた

回復期リハビリ病棟においては、

リハビリテーション室と病棟が一体

となっている病院も少なくありません。

 

個別リハビリの際にも

実際場面で行い、

生活場面に般化させる目的

がありますね(^^

 

では、

実際『場面』を考えて

みましょう!!

 

筆者は

実際『場所』ではなく、

実際『場面』が重要で、

『場面』=『場所、時間、心理』

で構成されている

と考えています。

 

『場所』は空間的なものですよね(^^)/

 

リハビリテーション室でできても

病棟ではしていないということが

多くあります(>_<)

 

『場所』の視点

で行われていることは多い

と思いますが、

『時間』と『心理』の視点

を加えることで

評価・介入の幅が拡がります!!

 

『時間』の視点としては、

歯磨きの練習を

するのであれば、

食後に実際の

口腔内の食べ残し

がある時間

で行ったり、

『心理』の視点としては

トイレに焦りながら向かう場合の

歩行バランスに対して評価・介入したり…

回復期リハビリ病棟の制度が開始された後の

2002年時の診療報酬改定時には、

病棟ADL加算

というものが認められ、

病棟という実際の場所かつ実際のADLの時間での

個別介入した場合に加算を取ってもかまわない

とされていました。

※大川先生の本の中の研究などが参考になります。

(目標指向的介護の理論と実際 本当のリハビリテーションとともに築く介護)

 

この実際場面への介入として、

モーニングケアやイブニングケアを

行っている(行えている)病棟もありますが、

セラピストの人数や病院側の理解の問題

などが絡んできます…

 

また、

単に病棟スタッフの

マンパワー的な

お手伝いであったり、

評価に留まったりしていては

セラピストの専門性を活かした介入

とは言えないですよね(^^;

 

ここに

機能面とリンクしていく必要

があります!!

 

機能面とのリンクについては

機会があればまた記事にさせて

もらいますねm(__)m

 

さいごに

実際場面を

場所・時間・心理の視点から考え、

そこに、

機能面と活動面を

リンクして介入する

ために

どのように環境面を考えていくのか…

これこそ、

回復期リハビリテーション病棟の醍醐味

と考えます!!

 

次回のQセラでは、福祉用具の『治療』としての活用方法を考えてみます(^^)v

お楽しみに!

 

≪リハスト公式質問箱≫

日々の臨床や仕事での悩みを受け付けています。

些細なことでも、どんどん質問して下さいね!

#理学療法士 #作業療法士 #言語聴覚士 #リハビリ #回復期リハ #回復期リハビリテーション病棟 #ADL #FIM

よく読まれている記事

無料って知ってました?賢いセラピストは転職サイトをうまく登録しています

-Qセラ

Copyright© リハストリート , 2020 All Rights Reserved.