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【Qセラシリーズ6-5】セラピスト10か条 第4条~ADLの獲得に向けて適切な装具・車椅子・福 祉用具を導入しよう~

投稿日:2019年12月22日 更新日:

おはようございます!!

PT みふぁら♪です。

前回の記事ではADL 向上を目的に、

FIM の本質を整理しつつ、

実際『場面』を場所・時間・心理の視点

から考えてみました。

【Qセラシリーズ6-④】セラピスト10か条 第3条~生活場面でのADL向上を促進しよう~

 

今回の記事では第4条の文言を紐解きながら、

セラピストの専門性を活かした

『治療的』福祉用具 の活用視点

について考えていきますね(^^)/

 

 

※回復期リハビリ病棟についてのセミナーを開催予定!!

回復期リハビリ病棟に務めるセラピストの専門性と臨床応用~

 

セラピストの専門性を活かすなら厚生用と治療用の理解を!!

貴方は脳卒中患者に装具を作製しますか?

 

いつ頃作製しますか?

 

筆者は長下肢装具の作製・使用を

推奨している方なので、

できるだけ早期に作製することが多く、

また独歩可能な患者に対しても

長下肢装具を使用することも多いです(^^)/

 

装具といえば、

残ってしまった障がい、

例えば足尖が躓いてしまうから

装具を作製・使用して躓かないように...

というのが昔ながらの考え方でした。

 

これは生活の質を向上するための装具、

言い換えると『厚生用』装具

と言います。

 

つまり患者さんのための装具になります(^^)

 

短下肢装具であることが多いでしょうか。

 

一方で、

最近はもう定着していますが、

効果的な治療、

例えば新たな筋活動(機能)を得るための

道具として作製・使用する、

『治療用』装具という考え方が主流

になっています。

 

極端な言い方をすると、

セラピストのための装具

とも言えます。

 

長下肢装具であることが多いですね!!

 

新たな筋活動(機能)が得られれば、

将来装具を外せるチャンスにも繋がりますね(^^)v

 

脊椎圧迫骨折の患者さんに

必要な時期(脊椎が不安定で痛みが強い時期)に

必要な型のものを作製する、

いわば体幹コルセットと同じだと

筆者は考えています。

 

つまり、

この治療用装具は、

装具を外すための装具

というわけですね!!

 

『治療的』福祉用具って?

ヒトは常に動いています。

 

呼吸、飲食、重心、睡眠、臓器・・・

効率的に動くためには、

セラピストの専門性(機能面の改善)を活かし、

福祉用具を『●●ができな いから使う』ではなく、

『できるようになるために使う』視点

考えてみることも大切

と考えま す!!

 

治療用装具ならぬ、

『治療的』福祉用具

です(^^)/

 

例えば、

右片麻痺患者のベッド上

ポジショニング時のクッション...

右下肢が内転位となり

左右下肢が重なり合ってしまう場合、

拘縮や擦傷の予防だからといって

左右下肢の間にクッションを入れる。

 

これは対症的で、

原因に対処できていませんね(>_<)

 

下肢が内転してしまう原因が、

右殿部や頸部の支持基底面の狭小による

臥位姿勢の不安定性に伴い、

筋緊張を高めた結果だとしたら、

右殿部や頸部後方にクッションを入れます。

 

そうすることで、

より安楽な姿勢での臥位となり、

自発的な運動の促通や意識障がいの改善、

心肺機能への負荷の軽減

などが期待できます!!

 

さらに、

足底にクッションを

入れておくことで、

立位の準備のための

感覚入力や筋活動の促進

にもなります(^^)/

 

また、

トイレなどで縦手すりを使用する場合、

低い位置を握ることで引き込んでしまう

ことが多いと思います。

 

この際も、

縦手すりの高い位置を握り

体幹伸展位にすることで、

側腹筋を伸張位に保持する、

いわば、

治療的ADL 介入が可能

となります!!

 

このような考え方が、

前回のQセラで話にあがった

モーニングケア・イブニングケア時に

セラピストがお手伝いではなく、

専門性を活かしながら

介入する意義に繋がると考えます(^^)v

【Qセラシリーズ6-④】セラピスト10か条 第3条~生活場面でのADL向上を促進しよう~

 

施設退院患者に特化した福祉用具の視点

回復期リハビリ病棟は、

在宅復帰を目的とする病棟ですが、

現実はそう甘くはありません(>_<)

 

患者の状態や自宅の環境、家族の意向によって、

介護老人保健施設や有料老人ホーム、

特別養護老人ホームなどへ入所する方もいます。

 

施設への入所方針が決まった

患者さんへの目標が『維持』

となってしまうことも

よくみかけます。

 

セラピストとしては、

将来を見据えて最大能力を引き出したり、

生活の中で活用したりできるように

回復期リハビリ病棟に入院中、準備しておきたい

ですね!!

 

例えば、

リクライニング車椅子に乗車している重度障がい患者さん...

介護老人保健施設への入所者さんは

その施設に留まることなく、

定期的にいくつかの施設を転々としてしまう

ことがあります。

 

また、

施設ごとに揃えている

福祉用具に差があったり、

別の入所者が使用していたりする

場合があります。

 

つまり、

退院後に入所した1つ目の施設には

リクライニング車椅子があったとしても、

次に転所する施設には

普通型車椅子しかなかったり

リクライニング車椅子があったとしても

別の入所者が使用したりしている可能性

もあります(>_<)

 

このような様々な可能性を考慮し、

回復期リハビリ病棟に入院中から

リクライニング車椅子だけではなく、

普通型車椅子への移乗・乗車・座位・駆動の練習

を行っておいたり、

その際の患者の

心肺機能や筋緊張の変化

などを評価しておき申し送りをしたり...

予後や身体機能の評価に長けた

セラピストの専門性を活かすことができます(^^)/

 

※具体的な申し送り(連携)時のポイントについてはまた記事にしますね!!

 

さいごに

今回は、

セラピストの専門性を活かした、

機能面の回復を促進する手段としての

福祉用具の活用の視点について

考えてみました。

 

在宅復帰の患者はもちろん、

個別リハビリの頻度が減ってしまう

施設入所の患者こそ、

『治療的』福祉用具の視点が重要

ですね!!

 

次回は『リスク』について違った視点から考えてみます(^^)v

 

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