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理学療法・作業療法|不整脈・心電図について① 正常な心拍について

投稿日:

 

おはようございます。

毎週土曜日、リハビリ専門コラム(内部障害)担当の眞鍋です。

 

今回も前回に引き続き、

リスク管理関係

のお話になります。

 

前回までは

主に血圧のお話

でした。

 

今回からは、

 

・心拍数

 

・不整脈

 

・心電図

 

の方に話を進めていきたい

と思います。

 

バイタルサインの代表である

「血圧と心拍数」

臨床でも必ずチェックするやつ

だと思います。

 

極端に多かったり少なかったり

不規則だったりすると

分かりやすいですが、

やはり臨床では総合的に解釈しないといけません。

 

つまり、

ただの数字ではなくて

どういう意味なのか?

 

その数字が意味することを

理解しないと役には立ちません。

 

心臓は電気で動いている

心臓は、

心筋という筋肉の塊

です。

 

筋肉は電気刺激で収縮する

ことが知られています。

 

つまり、

電気で動いているということ

です。

 

TESやNMESなど

物理療法でも利用しますね。

 

ということは当然、

筋肉の塊である心臓も

例外ではなく電気で動いている

のです。

 

 

では、

どこから電気が発生しているか?

というと、

言わずと知れた洞結節

ですね。

 

洞結節は、

ペースメーカーの役割を果たしていて、

正常な心臓の場合は必ず洞結節から電気が発生

します。

 

洞結節から電気が発生していない場合は「すべて不整脈」

ということになります。

つまり、

洞結節からの刺激が

きちんと出ているかどうかを知ることは

不整脈かどうかを知ることと

同じくらい重要なんです。

 

そして、

このスライドに示しているのが

「刺激伝導系」

というやつです。

 

刺激伝導系は

「特殊心筋」

といわれる心筋であり、

電気の電線のような役割

を果たしています。

 

正常な心臓であれば、

この刺激伝導系を

規則正しく電気が通ることで

きれいな心電図波形を描く

ことになります。

 

心電図って何?

心電図は、

100年以上前に発明された

にも関わらず、

いまだにほぼその原型をとどめたまま

活用されている素晴らしいものです。

 

ただ、

この波形は特殊なルールのもとに

描かれたものなので、

我々はそのルールに則って波形を読む必要

があります。

 

これを

「記号学」

というそうです。

 

だからとっつきにくくて

理解するのに時間がかかる、、、

避けたいものの代表

となっているのでしょう。

 

気持ちはわかりますが、

基本的にナースステーションにいけば

心電図は必ず見ると思いますし、

100年も使われているということからも

その価値が高いことが分かる

と思います。

 

そして何より、

我々理学療法士・作業療法士の

リスク管理において欠かすことができないもの

です。

 

それを物語っているのが、

いわゆるリハビリテーションの中止基準

です。

 

 

この基準の中には、

実に多くの不整脈に関する項目

があります。

これがまさに

リスク管理において重要

であることを

如実に語っていると言っても過言ではない

でしょう。

 

心電図の波形は見たことがある

でしょうけど、

この波形が心臓の中で流れているわけではない

ですよね?

 

勝手に上向きと下向きを定義して

電気の流れを記号として記したのが

「心電図」

です。

 

そして、

電極を三つつけるだけで

簡単なモニタリングが

できてしまいますので

侵襲性もないし安全な方法で

リスク管理ができます。

 

何より、

血圧計よりミスが少ないので

実用性も高いと言えるでしょう。

 

心拍数と脈拍数

通常、

心拍数と脈拍数は同じ

です。

 

しかし、

心拍数と脈拍数が同じか

というと全然違います。

 

脈拍は橈骨動脈などで触れて数を数えますが、

不整脈の中には心拍としては

心臓は収縮しているけど

脈拍としては触れない

ということがあります。

 

この場合は、

心拍数と脈拍数が一致しませんので注意が必要です。

 

また、よくあるのが書き間違い。

 

心拍数(HR:Heart Rate)なのか

 

脈拍数(PR:Pulse Rate)なのか

 

は明確にしておいた方がいいと思います。

 

心臓が収縮しているうちのどれくらいが

脈として触れるのかを知っておくことで

リスク管理にもつながります。

 

脈として触れていないということは

その収縮の価値を考えないといけないでしょう。

 

まとめ

今回から

「心電図・不整脈関係」

に入りたいと思います。

 

まずは、

基本的な刺激伝導系のお話と

心拍数と脈拍数の違いについて

説明しました。

 

洞結節から刺激が生成されて

刺激伝導系を通って流れる電気が正常です。

 

ここから外れたら

すべて不整脈

ということになります。

 

また、

心拍数と脈拍数に解離が生じる

ことがあることも大事なこと

です。

 

期外収縮や頻脈の時に

この解離が生じやすいので

やはり検脈だけに頼らず

可能な限り心電図を診ることが重要である

と考えます。

 

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【著者プロフィール】

真鍋 周志

急性期病院勤務理学療法士

専門は内部障害系理学療法

理学療法士が生涯学べる環境を作りたいと考えています。

ブログ:http://porcs.work/

FB:https://www.facebook.com/reha.internal/

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