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看護師と連携が取れていない理学療法士・作業療法士は危ない?

投稿日:2019年12月30日 更新日:

患者さんの機能回復や早期退院には、

リハビリ時間以外の関わり方がとても重要です。

 

それは在宅分野においても

看護師や主治医との連携は

切っても切り離せません。

 

患者さんを共に担当する

多職種との連携があってこそ、

リハビリの効果が高まるというもの。

 

スタッフは、

関わる患者さんの

「早期回復」

という、

同じ目標をもって

働いています。

 

しかし、

リハビリテーション職種と

看護師とで考え方が異なり、

連携がうまくいかないこと

もあります。

 

そんな場合、

結果的に一番の不利益を

こうむるのは患者さん

です。

 

スタッフ全員が

同じ目的を共有できていなければ、

患者さんの回復を阻害すること

になってしまうのです。

 

今回は、特に関わりが深く、

最も連携を取るべき

「看護師」との連携

について考えてみます。

 

【関連記事】

多職種連携に求められる理学療法士・作業療法士のスキルとは

理学療法士・作業療法士の貴方は多職種連携についてどれだけ知っていますか?

 

 

リハビリテーション職種と看護師…立場の違いによるすれ違いをなくそう

病院の場合、

個別リハビリの時間は

1日20分から長くても1時間。

病棟での日常生活動作も

リハビリの一環です。

 

「トイレや着替えは時間がかかっても、能力があるから自分の力でやってほしい…」

とセラピストの場合は考えます。

 

しかし看護師の場合、

時間がかかってしまう

患者さんの様子を見て

「大変そうだ」

または少しでも

「危ない」

と思ったら介助

してしまいます。

 

それによって、

過介助になってしまうことも

少なくありません。

 

場合によっては、

全介助やオムツにしてしまうこと

もあります。

 

しかし、

病棟での生活は

看護師の手無しでは成立しません。

 

なぜ少しでも時間がかかっても

「自分でやることが必要なのか」

看護師が理解し納得できなければ

自立へ持っていくことは難しいのです。

 

しかし、

それでは職種や立場によって、

患者さんへの関わり方に

差が出てしまいます。

 

多職種連携が難しいのは、

そこにしばしば二重のすれ違いが生じるからです。

一つは職種の違い、

もう一つが個人の気質による違いです。

理学療法士・作業療法士の貴方は多職種連携についてどれだけ知っていますか?

 

リハビリテーションの目的は「機能回復」

 

看護の目的は「安全で安楽な状態のケア」

 

なのです。

 

まずは、

「何を一番の概念に掲げて働いているのか?」

その職種としての

考え方を知ることが大切

です。

 

 

セラピストの貴方は看護師さんから名前を覚えてもらっていますか?看護師さんの名前を憶えていますか?

いざ、

「この患者さんについて相談しよう」

 

「病棟でもこういうことをやってほしい」

 

と考えたとしても、

 

いきなり病棟に行って、

「こうしてください」

と言っても

快く受け入れてもらえると

思いますか?

 

答えは勿論

「No」

ですよね。

 

たまに病棟で

こういう会話を聞きます。

 

「あのリハビリの~誰やっけ…?あのメガネの子!」

 

こんな風に、

名前も覚えてもらえていない状況では、

連携どころの話ではないですよね。

 

反対にセラピストは、

病棟の看護師さんの名前を

全員把握しているでしょうか?

 

どんな場合でも、

関係構築のためにキーワードとなるのは、

「話し方」や「内容」

だけではありません。

「相手の名前」

を入れながら話すだけで、

自然と関係を結びやすくなるんです。

【理学療法士・作業療法士】相手との距離を縮めるには「名前」を呼ぶことから始めましょう

 

何か相談や提案をしたい、

と思った時、

「○○さん、~~のことなんですけど…」

と名前を添えて伝えるだけで

相手は自分に興味を示してくれ、

話しやすい空気を作ることができます。

 

できるだけ名前が呼べるように、

まずは自分から

看護師さんの名前を覚えて

いきましょう。

 

誰か一人でも相談ができる看護師さんを見つけよう

看護師は医師と違って、

1人1人の患者さんを担当する

というわけではなく、

チームで動いています。

 

全員に報告するのは

無理があるため、

1人でも話しやすい人を

見つけておくとよいでしょう。

 

日ごろから、

患者さんの動作・介助方法など、

看護師が行っていることを

聞いておいたり、

困っていることがあれば

アドバイスをしておくことで、

リハビリからの要望も伝えやすく

なります。

 

病院主催のイベントなど、

仕事以外でもコミュニケーションが取れる場があれば

よりフランクに話せるはず。

 

そういう場に参加して

知り合いになっておくことで、

その後の連携もおこないやすく

なるでしょう。

 

 

リハビリチームのみんながわかりやすい情報共有を

セラピストが自立に向けて

促しているにもかかわらず、

看護師と情報の共有ができていなかったために、

車いすのまま全介助で移動していたり、

ストレッチャーを使用していたら本末転倒ですよね。

 

日ごろのコミュニケーションを

大切にするのはもちろんですが、

「情報を共有する方法」

についても

きちんと考えましょう。

 

カルテは、

 

「リハビリ職種だけにしか分からないような専門用語を使わない」

 

「ADL面での変更点を文字の色を変えて記入する」

 

字があまり上手くないと

自覚がある男性の方であれば、

まずは、

「きちんと読める字で書くのも大切」

です。

 

また患者さんごとに

ADL表を作成して、

自室に掲示する方法

もよく行われています。

 

できるだけ工夫をして、

緊密な連携を取るように

心がけましょう。

 

チームで取り組まなければ患者さんの回復は見込めません

スタッフの連携のためには、

「その患者さんにとって、回復のためには今何が一番必要なのか」

を、明確に共有する必要があります。

 

それぞれの立場はあれども

「回復してほしい」

という想いは同じはず。

 

患者さんのためにも、

スタッフ全員で目標をしっかりと共有し、

連携を図っていきたいですね。

 

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