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理学療法・作業療法|高血圧の治療薬 その①カルシウム拮抗薬

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おはようございます。毎週土曜日、リハビリ専門コラム(内部障害)担当の眞鍋です。

今回は前回に続き高血圧関係です。

高血圧の薬物療法と言えば・・・

① カルシウム拮抗薬

② β遮断薬

③ ACE阻害薬

④ ARB

⑤ 利尿薬

が代表的です。

 

その中で今回はカルシウム拮抗薬についてお話したいと思います。

※私は理学療法士であり医師や薬剤師のような薬の専門家ではございません。
あくまで自己学習した内容を記載しておりますので詳細は専門家に確認してください

 

カルシウム拮抗薬のメカニズム

カルシウム拮抗薬はその名の通り、カルシウムイオンチャネルをブロックする作用を有しています。

 

チャネルに先に結合しておいてカルシウムイオンの通せんぼをしているイメージです。

 

カルシウムイオンは細胞内において特に筋収縮に重要な役割をもっています。

 

ですので、心臓であれば心筋の収縮が抑制され、血管であれば血管が拡張します。

 

これら二つの作用によって血圧が低下することになります。

 

復習ですが、血圧は心拍出量(特に一回拍出量)と末梢血管抵抗の積で規定されていますので、カルシウム拮抗薬はこれら二つとも下げることによってその効果を発揮します。

 

 カルシウム拮抗薬の種類

一番よくみかけるのはジヒドロピリジン系だと思います。

 

下に薬の名前を書いています、見たこと聞いたことがある薬の名前ではありませんか?

 

急性期では降圧目標に達しない際などに利用されることが多くみられます。

 

回復期以降であっても内服薬でその名前を見ることがあるでしょう。

 

ベンゾチアゼピン系とフェニルアルキルアミン系はまとめて非ベンゾジアゼピン系と言われたりします。

 

こちらはあまり種類は多くないように思います。

 

そして、カルシウム拮抗薬で有名なのがグレープフルーツとの飲み合わせです。

 

フラノクマリンという成分が含まれているグレープフルーツ、サボンなどはカルシウム拮抗薬の代謝を阻害するため血中濃度が上昇し、過度な降圧となる可能性がありますので注意が必要です。

 

ちなみに、似たような食品ですがかぼすやレモン、みかんにはフラノクマリンが含まれていないので大丈夫だそうです。

 

なので、オレンジジュースは〇、グレープフルーツジュースは×ということになります。

 

ジヒドロピリジン系

 

ジヒドロピリジン系の特徴は強力な血管拡張作用に伴う降圧です。

 

短時間作用型の場合は反射性に交感神経が亢進してしまい頻脈となってしまうことがあります。

 

せっかく血圧が低下しても頻脈になってしまっては時に心筋酸素消費量が増えてしまう可能性があります。

 

したがって短時間作用が得意なニフェジピンは急性心筋梗塞での使用は禁忌となっています。

 

その欠点を少し補ったのがアムロジピンです。

 

ニフェジピンより作用が緩徐なので反射性の交感神経亢進が起こりにくいとされています。

 

非ジヒドロピリジン系

一方、非ジヒドロピリジン系は降圧作用よりむしろ抗不整脈作用を期待して使用されることがほとんどだと思います。

 

特に頻脈性の不整脈に対して使用されます。

 

刺激伝導系を抑制する効果があります。

 

ですので、効きすぎると今度は徐脈や房室ブロックなどのリスクもありますので、特に導入直後などは心拍数はもちろんですが心電図からブロックになっていないかなど注意が必要です。

 

まとめ

カルシウム拮抗薬は臨床でも頻繁に見かける薬です。

それは高血圧の患者さんが多いことを物語っているのでしょう。

 

薬って、何回勉強してもすぐに忘れてしまってまた調べないといけないことが多くないですか?

 

あまり見かけない薬だとそうなってしまいますが、カルシウム拮抗薬は毎日のように見ますので一度しっかり覚えてしまえばある程度記憶に残りやすいと思います。

 

特にグレープフルーツジュースの下りは時々患者さんにも聞かれますので知っておくといいと思います。

 

このような薬理学を理解しようと思うとどうしても生理学の知識がひっかかってきます。

 

Porcsのオンラインサロンではそのあたりを少しでも克服できるようにコンテンツを取り入れていますので興味のある方は著者プロフィールのWebサイトをご確認下さい。

 

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【著者プロフィール】

真鍋 周志

急性期病院勤務理学療法士

専門は内部障害系理学療法

理学療法士が生涯学べる環境を作りたいと考えています。

ブログ:http://porcs.work/

FB:https://www.facebook.com/reha.internal/

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